日本の革命的左翼の歩みを集大成!
革マル派 五十年の軌跡 全五巻
革共同 革マル派 政治組織局 編
A5判 上製 クロス装 函入
 
 スターリン主義ソ連邦の「世紀の崩落」は、 「社会主義の壮大な実験の失敗」を意味するのではまったくない。
 日本の反スターリン主義運動が一貫して暴きだしてきたように、それはニセ・マルクス主義としてのスターリン主義の必然的な破産なのであって、労働者階級を一切の悲惨から解放しかつ人類破滅の危機をうち破る道を指し示しうるのは、ただマルクス思想だけなのである。
 全世界のすべての労働者は、今こそこのことに目覚めなければならない。まさしくこのゆえに、<反帝国主義・反スターリン主義>を掲げて闘う世界に冠たるわが革命的共産主義運動に課せられた責務は重かつ大なのである。
 こうした責務をなしとげるためにこそ、同志黒田寛一を先頭にわが運動の先達たちが、その時々の歴史的現実に実存することによって必然的に課せられた諸問題にたいしてどのように対決してきたか、その血と汗にまみれた格闘の足跡を、今を生きかつ闘うわれわれ一人ひとりが追体験し主体化するのでなければならない。
 (「『革マル派 五十年の軌跡』の刊行にあたって」 より抜粋)


第一巻 日本反スターリン主義運動の創成
 目次
 
第一部
さらなる飛躍をめざして
反スターリン主義運動の巨大な前進を切り拓け
追悼 同志 黒田寛一
第二部
日本反スターリン主義運動の創成期
T ハンガリー革命と日本反スターリン主義運動の勃興
 わが思想の転回点
 東欧動乱の意味するもの
 何をなすべきか?
 「流産したハンガリア革命」 の教訓
〈概説〉黒田の革命家への「命がけの飛躍」
U 二つの戦線上の闘い
〈概説〉わが運動の黎明期における探究派の闘い
 日本における反スターリニズム運動
 JRCLの形成と発展
 KTとKKとの同一性と対立
 「反帝・反スターリニズム」 のスローガンについて
 労働者諸君に訴う
 ミシェル・カルトリーへの手紙
 トニー・クリフへの手紙
 日本共産党第七回大会とわれわれの立場
 日本共産党第七回党大会の延期をめぐって 《匿名座談会》
 弁証法研究会員諸君の奮起を!
 東大自弁研・科方研の同志諸君!
 反トロツキスト調査委員の動向
 「代々木」 に背く盲目の教祖
 社学同高校部の若い同志諸君へ!
 分裂以後の組織戦術について
 日本左翼反対派の再編成にたいしてわれわれは如何にたたかうべきか?
 労働者大学開講にあたって/『労大通信』No.2〜4
 マル青労同と黒田寛一《座談会》/ 『ケルン』 創刊号〜第四号
 チューター集団の創設について
V 六〇年安保闘争と革共同・全国委員会
〈概説〉「日共=前衛党」神話の崩壊と革共同の胎動
 革命的共産主義者の当面の任務
 労働者組織の創造のための現時点的立脚点
 学生戦線を今こそ転換せよ!
 日本における階級闘争
 全学連第十六回大会へのメッセージ
 プロレタリア党のための闘争
 JRCL・NCの戦略戦術
 日本の反スターリン主義的マルクス主義運動
W 第三次分裂前夜
〈概説〉米・ソ核実験反対闘争と参議院選挙闘争
 現段階における反戦闘争とは何か?
 米・ソ核実験反対闘争の教訓
 わが同盟と参議院選挙闘争

 
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第二巻 革マル派の結成と新たな飛躍
 目次
 
第一部
革共同第三次分裂
〈概説〉革共同内ブント主義者との決別と革マル派の結成
革命的共産主義運動の現段階とわれわれの当面する組織的任務

  ――革共同・革マル派第一回大会 山本勝彦 (黒田寛一)議長の報告
現段階における党内闘争の核心は何か?
地区党組織路線の混乱について
問題の核心は何か?
学対指導の腐敗について
わが同盟の危機を直視し思想闘争を展開しつつある同志へ
西ヨーロッパにおけるAnti-Stalinism 運動の創成のために
わが同盟指導部の腐敗をのりこえ 「陰謀的」 分派闘争を推進せよ!
動力車労組の運転保安闘争
関西における反スタ運動の創成と第三次分裂の勝利
ブクロ官僚一派との分派闘争をたたかって
「過去からの訣別」 をいかになしとげるべきか?
第二部
反戦・反安保・沖縄闘争の革命的高揚   一九六〇年代
〈概説〉わが同盟の真価を発揮した七〇年闘争
ベトナム戦争反対闘争の推進と内部理論闘争の発展 (一九六五年二月〜八月)
高揚した沖縄・反戦闘争と党派闘争の新たな段階 (一九六七年〜六八年五月)
七〇年安保=沖縄闘争の歴史的教訓
国鉄戦線における七〇年安保=沖縄闘争
現段階におけるわが同盟組織建設のための核心問題
   
――革共同第三回大会 黒田寛一議長の報告
共産主義者としての資質について
   
――革共同第四回大会 黒田寛一議長の報告
第三部
謀略粉砕闘争の勝利 一九七〇年代
〈概説〉偉大な勝利とその根拠
若き仲間たちの前進のために
<敗北のなかの前進>を切り開く闘い
謀略粉砕=走狗解体闘争の勝利
満身の怒りをこめて 中核派による同志海老原虐殺を弾劾する!
安保=沖縄闘争の教訓にふまえ人民党=日共を組織的に解体せよ
11・8事件の否定的教訓にふまえ革命的学生運動をさらに推進せよ
国鉄マル生攻撃粉砕闘争の勝利的実現
支配階級を震撼させた公労協スト権奪還スト
「テメエ」 が新たな党を一から創らねばならない
同盟指導部建設の前進のために
   
――革共同第十二回大会について  黒田寛一
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第三巻 真のプロレタリア前衛党への道
 目次
 
第一部
台頭する日本型ネオ・ファシズムとの対決 一九八〇年代
〈概説〉日本労働運動の産業報国会化に抗して
「米・ソ核軍事力増強競争反対」 の反戦闘争の教訓
「労働戦線の統一」 に反対する闘争
右翼組合主義を克服する闘い ―― その教訓
党組織における地位・権威・権利
指導部建設のための闘争
第二部
スターリン主義ソ連邦の崩壊に抗して 一九九〇年代
〈概説〉〈反帝・反スターリン主義〉の旗を高く掲げて
アメリカ・イラク湾岸戦争反対闘争の意義
タヒチ現地派遣団の闘いの教訓
NATO軍のユーゴ空爆を弾劾する闘い
組織指導について
   
―― 革共同第十六回大会 黒田寛一議長の報告
「資本との対決主義」 との闘争
労働者同志諸君へ
若い常任メンバーへの手紙
新たに常任になることを決意した労働者同志たちへ
党の組織構成について
黒田寛一議長の辞任・躍出に際してのメッセージ
怒りをこめて弾劾する JR九州労の組織破壊について

第三部
暗黒の二十一世紀世界の転覆をめざして
〈概説〉世界にはばたくわが革命的左翼
ヤンキーダムの終焉の端初
暗黒の世紀を突き破るイラク反戦闘争の推進
個別オルグ主義とその克服
新たなファシズムに抗する民主党政権下の闘い
3・11福島原発大事故以後の原発・核開発反対闘争
第四部
KK通信  一九五七〜一九六二年
〈概説〉いわゆる「KK通信」について

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第四巻 スターリン主義の超克と諸理論の探究
 目次
 
第一部
最後の突撃
最後の突撃
燦然と輝くわが革命的マルクス主義運動
―― 革共同結成三十五周年
撃ちてし止まん

〈概説〉「漆黒の闇の世界」を生きる黒田の決意
第二部
スターリン主義との闘争
〈概説〉スターリン主義者への階級的怒りに燃えて
世紀の崩落
資本主義ロシアに反スターリン主義運動の奔流を
〈社会主義市場経済〉
「市場社会主義国」 中国の反人民性
日共の路線転換/体制内変革路線の緻密化
日共の 「社会主義」/日共の革新運動路線
代々木共産党の 〈アンチ革命〉 綱領
チェコスロバキア事件といかに対決したか
中ソ代理戦争反対闘争の意義と教訓
ソ連のアフガニスタン軍事侵略を弾劾する闘い

ポーランド労働者との連帯闘争の教訓
チェルノブイリ原発事故弾劾闘争の教訓
第三部
理論の創造と発展
〈概説〉マルクス主義諸理論の発展
史的唯物論入門
国家論の構成/エンゲルスの国家論
革マル派の社会主義社会論
大衆闘争論の形成と組織現実論の発展
サークル活動論の追求
〈のりこえ・おしあげ・めざす〉 論理について
賃金闘争論の諸問題
教育労働論の構成部分/教育労働者たちへ
公務あるいは行政サービス労働について
くせ/文と文体
組織建設の現在的環
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第五巻 革命的共産主義運動の歩み 〈年表〉と〈写真〉
 目次
 
第一部
党派闘争の完勝
わが党派闘争の完勝

第二部
諸機関および産業別労働者委員会の建設
T 諸機関の建設
革共同 編集局/革共同 事務局/革共同 弾圧対策部/革共同 国際部
U 産業別労働者委員会の建設

交通運輸労働者委員会/郵政労働者委員会/教育労働者委員会/自治体労働者委員会/化学労働者委員会/情報通信労働者委員会/金属労働者委員会/電機労働者委員会/マスコミ労働者委員会/重工業労働者委員会/中小企業労働者委員会/社会事業労働者委員会/地域一般労働者委員会
第三部 〈年表〉 革命的共産主義運動の歩み 1956〜2013年
第四部 〈写真〉 革命的左翼の闘い 1963〜2013年
   あとがき 全五巻の編集を終えて
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