現代における平和と革命
まえがき
第一章 危機における人間の論理
T 現代危機の問題性
U 危機と人間の意識構造
A 危機意識
B ニヒリズムと平和への意志
C 階級意識の形成
V 試練にたつマルクス主義
第二章 現代革命と平和共存
T 変貌する現代世界と「平和」路線
A 「構造的変化」説の登場
B その適応形態としてのフルシチョフ路線
C 反ド・ゴール闘争の教訓
一 フランス共産党の裏切り
二 破綻した平和共存戦略
三 繰返される人民戦線戦術の誤謬
U 東欧革命の問題性
A ハンガリア動乱の衝撃
B スターリン主義陣営の内部対立
C 流産した政治革命
V スターリン主義とは何か?
A フルシチョフ修正主義の本質
一 平和共存路線とスターリン主義
二 チトー主義者の「積極的共存」政策
三 スターリン主義の崩壊とモスクワ宣言
B 平和共存理論の破綻
一 平和共存の政治経済学
二 平和共存の社会学
三 平和共存の思想論
C スターリン主義 ―― その虚偽性と現実
一 一国社会主義の神話
二 今日のソ連の性格
三 ユーゴ共産主義の問題性
第三章 現代革命の展望
T プロレタリアート解放の原理
U 現代革命の構造
A レーニンの労農民主独裁論
B トロツキーの永久革命論
C 二段階戦略論と人民民主主義革命論
V 現段階における世界革命戦略
改版 あとがき
ヒューマニズムとマルクス主義
T
現代における主体性とは何か?
戦後主体性論のゆくえ
左翼理論陣営の瓦解
現段階における主体性の問題
革命的左翼とは何か?
反スターリニズムとは何か?
危機にたつ学生運動
《共産同》の破産と学生運動の混乱
学生運動の転換≠ニは何か?
過渡的混迷から飛躍的前進へ!
敗北と挫折の体験にふまえて
―― 6・15/一年後の思想的総括 ――
最大の教訓は何か?
擬似前衛の破綻
学生運動の転換≠ニは何か?
過渡的混迷を破るものは何か?
U
ソ連核実験の再開と革命的プロレタリアート
一 破産した原水爆禁止運動
二 ソ連核実験の背後にあるもの
三 クレムリン官僚の二面政策
四 ソ連邦は「社会主義国」か?
五 日本反スターリニズム運動の独自性
附・反戦闘争にかんする二つの偏向について
革命的反戦闘争の前進のために
―― 一九六二年の新年にあたって ――
ヒューマニズムとマルクス主義
――「核実験禁止の原理」は何か?――
一 再開された東西核実験競争
二 日本平和運動の崩壊
三 再起した一ヒューマニストのごまかし
四 ヒューマニスト的反対の限界は何か?
五 現代のヒューマニズムとは何か?
米・ソ核実験反対闘争の推進のために
一 反対闘争の先頭にたつ全学連
二 現段階における反戦闘争
三 構造改革派の腐敗
四 「米・ソ核実験反対」の思想的意味
五 反戦闘争の実践的課題
現代における戦争と革命
―― 革命的反戦闘争の新しい展開のために ――
一 モスクワ平和大会の茶番
二 原水禁世界大会の活劇
三 社会党路線のインチキ性
四 代々木路線のエセ左翼性
五 現段階における反戦闘争
V
デボーリンとミーチン
―― 現代ソ連哲学の頽廃の歴史的源泉 ――
一 「デボーリン批判」の政治性
二 M・B・ミーチンの観念性
三 「デボーリン批判」の意味するもの
ルフェーヴルとルカーチ
(附・一)悲劇の哲学者G・ルカーチ
(附・二)ルフェーヴルのスターリニズム批判
(附・三)ルカーチ批判の不毛性
――『現代思想としてのマルクス主義』について ――
転回点にたつルフェーヴル
目標 ― 国家および体系の死滅
転回 ― 若きルカーチへの回帰
展望 ― サルトル主義への陥没?
第十七巻 刊行委員会註記
プロレタリア解放のために全生涯を捧げた黒田寛一
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