第三巻 プロレタリア的人間の論理
 目次
プロレタリア的人間の論理 ―― 「資本の生産過程」の基底にあるもの ――
 
   まえがき
 
 第一章 労働力の商品化 ― 労働過程の資本制的自己疎外 ―
    T 賃労働者の歴史的自覚と「労働」
    U 生産過程の「絶対的基礎」としての労働市場
    V 労働力商品の独自性と資本

 
 第二章 疎外された労働 ― 価値増殖の基底的論理 ―
    T 人間労働の資本制的自己疎外の経済学=哲学的構造
    U 「資本の生産過程」における労働者の自己疎外
    V 資本の神秘化的性格
 

 第三章 階級闘争 ― 資本の生産過程の変革の論理 ―
    T 資本の自己運動 ― 資本制蓄積過程の弁証法 ―
    U プロレタリアの歴史的自覚の構造 ― 資本制的生産判断と「根源的蓄積過程」―
       A 賃労働者の物質的自覚の現実的根拠
       B 資本制的生産判断
       C 「根源的蓄積過程」への反省とプロレタリアートとしての歴史的自覚
    V プロレタリアの階級的自覚と闘争の論理 ― 革命的実践の論理と倫理 ―
       A プロレタリアの革命的自覚の構造
       B 階級闘争の論理と倫理
       C 階級闘争の歴史的発展とマルクス・レーニン

 
  《附録》
  労働過程の根源的論理構造 ―「梯哲学」の批判的摂取のための試論 ―

       A 述語的自然としての大地
       B 労働過程における生産的労働者
       C 生産物の自己運動



 梅本克己の主体性論

 経済学と哲学の結び目
   一 経済法則のつかみ方にかんする諸問題
   二 史的唯物論と経済学の問題


 新しい人間の探求(未定稿)
   序章 危機における人間の論理 ―― 現代における人間の問題性
   T 体験と反省
     1 危機と人間の問題
     2 思想状況
     3 プラグマ人間診断


 協力の倫理と論理
   小田切秀雄の問題提起について
   異なった立場の協力のために


 哲学と人間と文学の問題 ―T・N両君への手紙 ―
   一 マルクス主義における哲学とは何か
   二 『哲学』はどのように追求されるべきか
   三 マルクス主義における主体性の問題
   四 「人間の科学」と「人間の哲学」
   五 科学・哲学・文学
   六 科学・モラル・文学 ― 戸坂潤に学ぶべきこと ―
   七 文学における主体性の問題
   八 創作方法にかんする問題


 認識・表現・享受

 
プロレタリアの「疎外」とは何か?


 第三巻 刊行委員会註記
 
 プロレタリア解放のために全生涯を捧げた黒田寛一