プロレタリア的人間の論理 ―― 「資本の生産過程」の基底にあるもの ――
まえがき
第一章 労働力の商品化 ― 労働過程の資本制的自己疎外 ―
T 賃労働者の歴史的自覚と「労働」
U 生産過程の「絶対的基礎」としての労働市場
V 労働力商品の独自性と資本
第二章 疎外された労働 ― 価値増殖の基底的論理 ―
T 人間労働の資本制的自己疎外の経済学=哲学的構造
U 「資本の生産過程」における労働者の自己疎外
V 資本の神秘化的性格
第三章 階級闘争 ― 資本の生産過程の変革の論理 ―
T 資本の自己運動 ― 資本制蓄積過程の弁証法 ―
U プロレタリアの歴史的自覚の構造 ― 資本制的生産判断と「根源的蓄積過程」―
A 賃労働者の物質的自覚の現実的根拠
B 資本制的生産判断
C 「根源的蓄積過程」への反省とプロレタリアートとしての歴史的自覚
V プロレタリアの階級的自覚と闘争の論理 ― 革命的実践の論理と倫理 ―
A プロレタリアの革命的自覚の構造
B 階級闘争の論理と倫理
C 階級闘争の歴史的発展とマルクス・レーニン
《附録》
労働過程の根源的論理構造 ―「梯哲学」の批判的摂取のための試論 ―
A 述語的自然としての大地
B 労働過程における生産的労働者
C 生産物の自己運動
梅本克己の主体性論
経済学と哲学の結び目
一 経済法則のつかみ方にかんする諸問題
二 史的唯物論と経済学の問題
新しい人間の探求(未定稿)
序章 危機における人間の論理 ―― 現代における人間の問題性
T 体験と反省
1 危機と人間の問題
2 思想状況
3 プラグマ人間診断
協力の倫理と論理
小田切秀雄の問題提起について
異なった立場の協力のために
哲学と人間と文学の問題 ―T・N両君への手紙 ―
一 マルクス主義における哲学とは何か
二 『哲学』はどのように追求されるべきか
三 マルクス主義における主体性の問題
四 「人間の科学」と「人間の哲学」
五 科学・哲学・文学
六 科学・モラル・文学 ― 戸坂潤に学ぶべきこと ―
七 文学における主体性の問題
八 創作方法にかんする問題
認識・表現・享受
プロレタリアの「疎外」とは何か?
第三巻 刊行委員会註記
プロレタリア解放のために全生涯を捧げた黒田寛一
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