マルクス主義の形成の論理
まえがき
T
史的唯物論の形成とその原理
一 ソ連製史的唯物論の誤謬
二 史的唯物論の再構成のための立脚点
A 文献解釈論の限界
B 主体的把握の構造
C 唯物史観の形成の背後にあるもの
1 マルクス哲学の思想史的地位
2 唯物史観の形成と哲学的人間論
3 『ドイツ・イデオロギー』について
三 史的唯物論の原理と体系
A 史的唯物論と経済学
B 史的唯物論の原理は何か?
C 『社会観の探求』の構成について
(図解1)マルクス主義の主体化論
(図解2)マルクス思想の発展
(図解3)認識の論理的・歴史的構造
(図解4)『社会観の探求』の構成
U
若きマルクス研究の方法について
一 初期マルクス研究の実践的意義
二 史的唯物論と哲学史研究
三 解釈学と実践的研究
四 問題史的把握―国家論の場合
五 マルクス思想形成の段階構造
商品論と人間論
一 戦後派理論と「正統派」護教論
二 〈自己疎外論〉を手引きとする「正統派」思惟様式の粉砕
三 正統派〈人間論〉の末路
マルクスにおける人間疎外論の問題
マルクス哲学と『資本論』
マルクス経済学と現代
《附録》
啓蒙家三浦つとむのニセ理論
田中「主体的唯物論」の破綻
実践と認識
A 実践・認識・表現
B 真理認識と価値判断
社会科学における方法とは
現段階における論理学研究の盲点
――「武谷三段階論」とその哲学者的解釈をめぐって ――
T 弁証法研究の現段階
U ネオ解釈主義の登場
V 問題意識化されていない問題点
W 問題意識化されていない認識論上の諸問題点
〔一〕認識論・方法論・言語論を未分的に統一した「論理学」なるものについて
〔二〕認識過程の論理構造にかんする問題
〔三〕論理的把握と歴史的把握との現実的統一の論理にかんする問題
〔四〕いわゆる論理学と〈武谷三段階論〉について
「技術論と史的唯物論」の問題
―― 技術論研究前進のための条件 ――
T 論争の倫理
U 技術論以前のこと
― 笹川儀三郎の悲劇 ―
A 論争以前的な問題
B 客観主義
C 主体性喪失者の悲劇
V 『技術論と史的唯物論』の流産
― 星野芳郎の場合 ―
A 星野の失敗 ――「労働過程の二重性」について
B 失敗の根拠
C 《技術論と史的唯物論》
武谷技術論の破壊
T 武谷理論に潜在する諸欠陥
U 「合目的的な自然法則性」なるもの
武谷技術論の難破
A システムの合目的性と合目的的実践との二重うつし
B 目的意識形成論の蒸発がもたらすもの
C 資本家的技術発展の美化
〈1〉資本制生産の人格化
〈2〉資本家的目的の結果解釈
〈3〉技術主義への転落
何を、どう読むべきか?
―― マルクス主義の主体的把握のために ――
はじめに
一 世界観としてのマルクス主義
二 マルクス主義哲学
三 唯物弁証法・自然弁証法
四 史的唯物論
五 技術論とイデオロギー論
六 マルクス経済学
七 芸術理論
八 マルクス国家論
九 マルクス主義革命論
一〇 ソ連論
あとがき
《付録》
スターリンとミーチンとの雑炊
―― ソ連版『哲学教程』について ――
第五巻 刊行委員会註記
プロレタリア解放のために全生涯を捧げた黒田寛一
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